第293号 「本気の人には本当の味方が現れる」
<今回の執筆者:天月珠美>
プロフィール:
携帯: http://www.stageup.co.jp/lps/i/i_mail_magazine.html#amatuki_tamami
PC: http://www.stageup.co.jp/lps/mail_magazine.html#amatuki_tamami
こんにちは、天月珠美です(^^)
先日、取引先の現場リーダーのAさん(38歳)と、飲みながら悩みを聴く機会がありました。
彼は社内でも期待されている人で、能力もあります。
そんな彼の今の悩みは、
「(会社の存在意義から見て)理不尽な上司Yの言う事を聞かなければならないこと」
だそうです。
ちなみに、その上司Yは、A君が指示に従わなかったり、気に入らないことがあると、A君を強く叱責したり、何週間も無視したりする人だそうです(^^;
例えば、彼は約150社の協力会社さんに仕事を依頼して業務をまわしているのですが、上司Yは、
協力会社さんが赤字になってしまうような金額で発注をしろ、相手のその条件を飲ませろ
とA君に指示をしたりします。
A君は、上司に叱られたくない、無視されるとつらい、という思いから協力会社さんに無理を頼むことになってしまうのですが、そんな自分がイヤだ、ということでした。
そういう時、僕は「恐れているものは何なのか」を掘り出すようにしてみるんです。
もちろん、やんわりと(^^)
最終的にA君が恐れているのは「自分の味方を失うこと」でした。
その気持、わかります。
( ‘-‘ )( ,_, )( ‘-‘ )( ,_, ) うんうん
ただ、A君は、実は「本当の味方は誰なのか」ということがよくわかっていませんでした。
A君には、
「A君が本気で取組む、本気で戦う、言ったことをやり通す、ということをしない限り、本当の味方は見つからないよ」
という話をしました。
「例えばA君が同僚のB君に、『俺はエベレスト登頂にチャレンジする。そのために会社もやめて体も鍛えて絶対に成功させるから、応援してくれよ』という話をしたとするよね。
おそらくB君は『もちろん応援するさ、がんばれよ!』と言ってくれるだろうね。この時点ではB君はA君の味方だと思えるけれど、
ほんとうに味方になってくれるのかどうかはA君がエベレスト登頂のためのアクションを起さないとわからないよね。
もしかすると、A君が会社をやめて『B君、準備資金が足らないんだ、何かいいバイトを紹介してくれないか』と頼んでも
スルーされるかもしれない。でも、もしかするとそれだけ本気で取組んでいるA君をどこかで見ていた社長のCさんが
『ウチで働かないか、登頂準備に支障がない働き方でいいよ』と言ってくれるかもしれない。つまりはすべてA君次第なんだよ」
という話をしました。
彼は、「ちょっとトイレに行ってきます」と言って席を立ち、10分ぐらいして真っ赤な目をして戻ってきました。
仕事でも人生でも、本気で取組まないと、本当の味方は現れないし、そこで現れた味方は間違いなくムチャクチャパワフルだということを、僕も改めて考えたのでした(^^)
ではまたヾ( ̄◇ ̄)ノ))