2024年4月28日 (日)

事務局からのお知らせ

現在、不定期配信となっております。

皆様のお役に立つ情報や皆様からお寄せ頂いた原稿など
配信してまいりますので、お楽しみに!

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徐々に暑さが増してきた今日この頃ですが、
皆様、お元気にお過ごしでしょうか

熱中症対策をしつつ、楽しんでまいりましょう
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2023年6月24日 (土)

事務局からのお知らせ

現在、不定期配信となっております。

皆様のお役に立つ情報や皆様からお寄せ頂いた原稿など
配信してまいりますので、お楽しみに!

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コロナに関する規制もなくなり、コロナ前の状態に戻りつつあります。
ですが、また感染が拡大しているニュースも耳にします。
油断せず、感染防止対策をしながら楽しい夏にしましょう!
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2021年8月20日 (金)

第506号 「パラリンピックが楽しみです」

<今回の執筆者:天月珠美>
  プロフィール:http://www.stageup.co.jp/lps/mail_magazine.html#amatuki_tamami

 

 

こんにちは、天月珠美です(^^)
さて、もうすぐパラリンピックですね。

個人的には、オリンピックよりパラリンピックのほうが興味があります。
不謹慎といわれるかもしれませんが、器具の進化に興味があるのです。

種目によっては、オリンピックより記録が伸びるものもありそうだとの
こと。

障害がある方には素晴らしいことだと思います。


仕事柄、ロボティクスやAIなどの分野ともかかわりがあり、
その中で、「身体機能の拡大」というテーマがあります。

器具や装置で、人間の能力を拡大させよう、というものです。


いい形でこれが進むのは大歓迎なのですが、
下手をすると「銀河鉄道999」の世界が現実になる危惧もあります。


パラリンピックの器具も、ある意味それと同じで、極端に言えば

「いい器具を手に入れたものが優位」
(もちろん、それを使いこなす努力があってですが)

となってきている感があります。


これは、健常者の競技でも同じで、

「経済的なバックグラウンドがあるものが、硬度な練習ができたり、練習時間を十分確保できて、有利」

ということで、どうしても純粋に「個人やチームの努力」以外の部分があります。



だからこそ、人としての在り方が、これまで以上に大切な時代になってきているんじゃないかな、なんて思ったりしてます。




ちょっと話が変わりますが、

今回のTOKYOオリンピックは、インターネットでほぼすべての競技がリアルタイムで見れました。

パラリンピックもそうなることを期待しています。


やはり競技はリアルタイムで見たほうが楽しいのですが、TVでは放送される競技が限られています。


ネット配信のいいところは、いろんな競技が生でみられるということに加え、

「いまどの競技をやっているか」を一覧で確認できることです。

そして、仕事しながら、画面の隅っこで視聴できるのも、ありがたいですね。
(ホントに仕事してる? というツッコミはスルーして)


ちなみに、リアル配信では、まったく解説が入らないか、英語の解説だったりします。


でも、NHKが面白い取り組みをしていて

「ロボット実況」

というものが時々あります。
https://sports.nhk.or.jp/tokyo2020/universal/olympic/robot/

これは、スコアカードなどを、リアルタイムで人間がコンピュータに入力して(大変そう!)、それを、合成音声が読み上げる(字幕もある)、というものです。

これ、人間が入力しなくても、AIで画像認識をして、フルオートでできるはずです。

おそらく、次のオリンピックでは、そのような技術がお披露目されるのではないかと思います。
(多分、実験レベルではやっているはず)


そんなこんなで、相変わらずあれこれ興味を持ってしまうのでした(^^;

ではまた~ (* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪

 

2021年8月11日 (水)

第505号 「人間は腸内細菌に操られている、かも?」

<今回の執筆者:天月珠美>
  プロフィール:http://www.stageup.co.jp/lps/mail_magazine.html#amatuki_tamami

 

 

こんにちは、天月珠美です(^^)

まさに盛夏ですが、お元気でお過ごしですか~

「夏バテで胃腸の調子がよくなくて・・・」
というかたもいらっしゃるのだろうなぁ、なとどつらつらと考えてて、今回は

「腸内細菌」

について書いてみようと思いました。
(・ω・)b

ちょっと長いので、お時間のある時にでもどうぞ。



腸内細菌は、「腸内フローラ」という呼ばれ方もしていて、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
腸内を顕微鏡で見ると、細菌の群生が花畑のように見えるのでflora(植物相)と呼ばれるようになったそうです。



「細菌」(英語ではバクテリア,Bacteria)は、れっきとした「生物」です。
(ちなみに、「ウィルス」は生物と呼べるかどうか微妙です)


人間の体には、人間が摂取する食物や栄養素をもとに生存する生物がいて、
主には寄生虫と細菌です。


小腸や大腸に生息する腸内細菌は、その一つなのですが、その種類はなんと1000種類以上。
数は、100兆個といわれています。

人間の細胞がおおよそ37兆個ですから、その3倍近い数の「違う生物」が体内にいるわけです。
(ノ゜ω゜)ノ*.オオォォォォォォォー

腸内細菌は、人類以外にも様々な生物の中に生息していて、
たとえばショウジョウバエの腸内細菌の中には人間と同じ腸内細菌が多くいることも明らかにされています。

ここ10年、腸内細菌の研究がかなり進んで様々なことががわかってきました。
(でも、まだまだ分からないことのほうが多いのですが)

そのいくつかをご紹介したいと思います。


▼腸内細菌が生存に必要な栄養素を生成している

私たちは、「バランスよい食事をとりましょう」というい話をしますよね。

つまり、穀物、たんぱく質、カルシウムなど、カラダを組成するものやエネルギー源になる食糧を取ろうとするわけです。

では、バランスの悪い食事だけだったらどうなるか?
ふつうは、体調を崩したり病気になったりします。

しかし、長年(何十世代)バランスの悪い食事しかしていないと、必要な栄養素を作る腸内細菌が増えるようです。

例えば、パプアニューギニアのある先住民族は、ほぼ「イモ」しか食べません。
ところが、筋骨隆々でしかも健康です。

その原住民族の腸内細菌を調べたら、カラダに必要な栄養素を生成していることがわかりました。

そのような体質の人(腸内細菌を持った人)が、生存率が高かったからだと考えられます。


こういう事例は人間だけではなく、たとえば
笹しか食べないパンダ
ユーカリしか食べないコアラ
草しか食べない牛
などにも当てはまります。

話は少し変わりますが、イワシやサンマなどの「青魚」にDHAやEPAが多いことはよく知られていますが、
その理由は何だと思います?
(゜-゜;)ウーン

青魚は主に冷たい海に生息しています。
そのため、体内の油分が固まってしまわないよう、凝固点(固まる温度)の低いDHAやEPAが多く含まれています。

そのDHAやEPAを生成しているのが、青魚の腸内細菌なのです。
(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…


さて、
細菌には、酸素がないと生きられない好気性細菌と、酸素がないほうを好む嫌気性細菌というのがあります。
また、細菌は非常に強い生物で、超高温や超低温、超高圧の環境などでも生きている(そういう環境を好む好む)ものもあります。

ちなみに、カラダの構造上、小腸は酸素がかなり少なく、大腸は基本的に酸素はありません。
そして、カラダに良い作用をする最近の多くは、嫌気性細菌です。


さて、そんな細菌の中には石油を分解するものもあります。
近年、タンカー事故などで海に流出した重油の浄化に使われることもあるようです。


ここからは、天月の妄想的なことになりますが、、、

最近発見された「イデオネラ・サカイエンシス」という細菌は
プラスチックを主なエネルギー源としています。

つまり
「プラスチックを食べて生きている」
わけです。

近年、脱プラスチックが叫ばれていますが、その一つの理由が
「マイクロプラスチック」
です。

マイクロプラスチックは、プラスチックが衝撃や紫外線などで砕かれて、ミリサイズ以下の大きさになったものです。

廃棄されたプラスチックは、燃やさない限り最終的にはこのマイクロプラスチックになります。

そして、マイクロプラスチックは、土や川の水、海水に紛れこんでいきます。

ということは、食物連鎖の関係で、すべて人間の体内にも入り、どんどん蓄積します。
これが、どのように健康面で影響をもたらすかは不明ですが、おそらく良いことはないでしょう。

もし、イデオネラ・サカイエンシスのような働きをする腸内細菌がいたら、
体内に入ったマイクロプラスチックを食べつくしてくれて、この問題は「一件落着」となるかもしれません。
これこそ、本当のSDG'Sですね。


▼腸内細菌は「移植」できる。
腸内細菌は、いくつかの方法で他の人から移植できます。
例えば、フリーズドライとか、腸内へ直接注入とか。。。

近年研究が進んでいる分野の一つに、「トップアスリートの腸内細菌を移植する」というのがあります。

トップアスリートの腸内細菌を調べたところ、いくつかの種類の細菌が一般の人より多いことがわかってきています。
それによって、何が違ってくるかというと

・乳酸をエネルギーに変えることができ(そういう腸内細菌がいる)、持久力が高まる
・精神的なプレッシャーへの耐性が高まる(腸と脳は非常に強い関連があります)

などです。

僕としては、「これは一種のドーピングになるんじゃないかなぁ?」とも思ったりしますが、
薬ではないし、人類の進化には有益なことだろうとも思います。


そして、この腸内細菌の移植を、病気の治療に応用する研究も進んでいます。

その一つに、安倍前首相が悩まされていた「潰瘍性大腸炎」があります。
この病気は、原因が不明で、治療法も確立されていない「難病指定疾患」です。

日本の研究チームが、この患者群の腸内細菌を調べたところ、
一般の人に比べて、最近の種類が非常に偏っていることがわかりました。

そこで、一度、患者の腸内細菌を全部クリアにして(無菌状態)、健康な人の腸内細菌を移植(1回だけ!)したところ・・・

・約2か月で潰瘍が改善
・2年後も、腸内の細菌バランスは良好な状態を維持

という驚異的な結果を得られました。
https://www.juntendo.ac.jp/news/20200625-01.html


このように、腸内細菌と疾病の関係がどんどん明らかになれば、
薬や外科手術を用いない治療というのが増えてくる可能性があります。
つまり、「カラダにほとんど負担をかけずに、重い病気が治る」というわけです。


実は、臓器疾患だけでなく、精神疾患や脳疾患でもこの分野の研究が進んでいます。

カウンセリングに携わっている方はよくご存じたとおもいますが、
「うつ」の人は、やはり腸内細菌のバランスが悪いことが明らかになりつつあります。

それに対し、投薬ではなく、細菌移植で治療する研究が進んでいます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/32/1/32_7/_pdf


この分野は、大いに期待したいところです。



▼腸内細菌が人間をコントロールしている?

まだまだ研究段階ですが、腸内細菌が自分が生存しやすいように人間をコントロールしているかもしれません。

これも、ある動物実験なのですが、
・Aという集団には、オスにもメスにも一定期間砂糖だけを与え、
・Bという集団には、オスにもメスにも一定期間デンプンだけを与え
・その結果、A群、B群、それぞれの腸内細菌のバランスが同じなり、、
・その後、AとBを一緒に飼育したら、A同志、B同志の交尾の比率が高かった
(有意差があると判断可能な比率)

というのがあります。

どうやら、腸内細菌から作られるフェロモンが、AはAの好むもの、BはBの好むものができるようです。
同じような食生活をしているほうが、生存の確立が高まるからなのではないか、と考えられています。

もしかすると、人間が一目惚れするのは、腸内細菌の仕業かもしれません(^^;)


さらに、腸内細菌は「自分の好きな食料」を摂るように脳に指令を出している可能性もあります。

先ほどもちらっと書いたように、腸と脳は緊密な関係にあります。
一般的には、「脳→腸」という指令ルートだけと思われていますが、「腸→脳」のルートも多くあります。

例えば、免疫系等に腸内細菌が関与しているということは、学者の間ではほぼ確立された見解です。
それと同様に、「快楽物質」と呼ばれるセロトニンの分泌について、腸内細菌が関与しているという研究報告もあります。

パンダのように笹しか食べないのは、腸内細菌が「笹」が好きだから、
それを食べるとセロトニンを放出する指示を出しているのかも? という仮説があるわけです。

僕らが、夜中に無性にラーメンを食べたくなるのも、腸内細菌の仕業かも(笑)??



腸内細菌は世界中の研究者が取り組んでいるテーマですので、
これまでより速いペースで、もっともっといろいろなことがわかってくることでしょう。

楽しみですね~
((o(*^^*)o))わくわく


ではまた~ (* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪

 

2021年7月19日 (月)

第504号 「これ、絶対欲しい!」

<今回の執筆者:天月珠美>
  プロフィール:http://www.stageup.co.jp/lps/mail_magazine.html#amatuki_tamami

 

 

こんにちは、天月珠美です(^^)


僕は、よくこう思うことがあります。

「あ~、手があと2本ほしい!」
「手が4本あったら楽なのに!」
( ´△`)アァ-


特に、

物理的な書類の整理、
仕事しながらご飯を食べるとき
移動中に仕事をするときには

などには、心底そう思うことがしばしばです。

さすがに、6本だと、コントロールしきれず宝の持ち腐れになってしまうと思うのですが、
4本だったら十分使いこなせると考えています。


ただし、現実的な問題として大きく立ちはだかるのが

「すべての服を4本腕仕様にしないといけない!」

ということです。
(-_-;ウーン

カラダに4本腕があったら、着る服をすべてそれに合わせなければなりません。

世界で数億人が4本腕人間だったら、そういう衣料マーケットも成立するでしょうが、
さすがに僕一人では、すべてオーダーで作るしかありません。

ということで、
「朝、目が覚めたら腕が4本になっていた」
というのは、起こってほしいけれど、起こってほしくないことなのでした。


ところが!!

先日、画期的なロボットアームを研究中であることを知りました。

それは、背負うような形で2本のロボットアームを装着し、
「腕の4本化」を実現する機構なのです!

(ノ゜ο゜)ノ オオオオォォォォォォ-


そのロボットアームは、足で操作します。
腕を動かすだけでなく、物を持ったりもできます。

<東京大学 先端科学技術センター>
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/frontrunner_inami.html


これなら、4本腕服もいりません!!

研究室での話なのですが、ぜひ実用化してほしいし、実用化されたら、これ、絶対欲しいです!!


ではまた~ (* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪

 

2021年7月 5日 (月)

第503号 「南の島の海を眺めながら仕事をしています」

<今回の執筆者:天月珠美>
  プロフィール:http://www.stageup.co.jp/lps/mail_magazine.html#amatuki_tamami

 

 

こんにちは、天月珠美です(^^)

コロナの影響で、気楽に海外に行けない状況が続いています。
(現地及び帰国後の隔離期間合計約1カ月半を取れるのなら行けますが・・・)

もちろん、僕もパンデミックになってからはどこにも渡航していません。

 

ところで、脳の活動の一つに「デフォルト・モード」というのがあります。
これは、簡単に言うと「ボーっとしているときの脳の活動」です。

実は、このデフォルト・モードは、意識的に何かを考えているよりも、深い思考を「勝手に」行っている状態でもあります。


いわゆる「ひらめき」は、このデフォルト・モードの時に発生するようです。

<参考>「NHKスペシャル「人体」”脳”すごいぞ!ひらめきと記憶の正体」
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1304.html

脳をデフォルト・モードにする一つの方法として、ブラブラ散歩をするというのがあり、日常的に行うことは可能です。

でも、
僕が好きなのは、

「南の島で、ボーっと海を見ながら、デフォルト・モードにする」

です。これ、嫌いな人はあまりいないんじゃないかと思います(^^)


やっぱり、そういう環境でボーっとすると、日常からかなり切り離されるので、普段は思いつかないアイデアや解決策が生まれたり、読書での知識の吸収力が高かったり、原稿や企画がサクサク出来上がったり、という実感があります。


でも、今はそういう状態を作れないのが残念・・・ _| ̄|○


しかし、ある程度「南の島にいる」ことに近い状態を作る方法があります。
w( ̄o ̄)w オオー!

いま、世界中にライブカメラが設置されていますが、そのうちのいくつかはライブ映像で見ることができます。

そこで、事務所や家で仕事をしているとき、ビーチのライブ映像をパソコンに映し、海の音のBGMを流すのです。

僕のお気に入りは、モルジブのミール島。

時差が4時間ありますが、日本の昼は向こうも明るい時間帯なので、違和感がありません。
また、カメラを設置してある場所が、自分がビーチにいる感覚に近いところなのが大きなポイントでもあります。

BGMは、Youtubeを探せばたくさんあります。
僕は単純に波の音が数時間続くものを選んでいます。

そうすると、五感のうち、視覚と聴覚は満たされます。味覚は場所にあまり影響されないので、残る触覚(海風など)と嗅覚(潮の香)が得られませんが、まぁ、それでもだいぶ雰囲気はでます。
d( ̄◇ ̄)b グッ♪

ということで、この原稿も、南の島の海を見ながら書いているというわけです。
φ(◎。◎‐)セッセセッセ


ではまた~(* ̄▽ ̄)ノ~~♪

 

2021年5月28日 (金)

第502号 「東京オリンピック開催についての妄想」

<今回の執筆者:天月珠美>
  プロフィール:http://www.stageup.co.jp/lps/mail_magazine.html#amatuki_tamami

 

 

こんにちは、天月珠美です(^^)


東京オリンピック、やるんだかやらないんだか、ですが、どうもやる方向にあるようですねぇ。


その是非はともかくとして、僕としてはこんな妄想をしています(^^;。


● オリンピックでのメダルの価値がなくなる
・主要国からの参加がない(強豪がいない)
・プロ選手が参加できる競技は、プロが来ない(参加規程が厳しすぎる。プロにとってはオリンピックよりもプロ大会が大事)
・後年「あ~、TOKYO2020のメダルねぇ。あの時ならねぇ~」みたいになってしまう。

● 誰も興味を示さない
・試合のレベルが例年に比べて低い(強豪が少ないので)
・その場で応援できない(パブリックビューイングとかでも一緒に応援できない)ので興味が薄れる。
・競技の解説がいまいちつまらない(強豪がいないので、メリハリのあるコメントができない。)
・トーナメントであれ、総当たりであれ、全試合消化前に選手やチームや運営サイドに感染者が出て、途中で競技に参加できなくなり、順位がめちゃくちゃになる。それが続出し、博打のような結果になってしまう。

● 競技そのものよりも、「選手や運営サイドに感染者が出た」という報道のほうが多くなる。


先日、
「日本はワクチンの接種率が低いから危ない」
という論点が気になって、その一つの切り口として

「オリンピックに大量参加する国のワクチンの接種率と新規コロナの発生率」

を纏めてみました。
(相変わらず中国の数字は信じられませんが・・・)


この数字からだけの話ですが、
ワクチンの接種回数と新規感染率でいえば、

「アメリカは日本の約20倍の接種率だけど、新規感染率も20倍」

で、

「接種の効果を計数化した場合、日本の1/40の効果しかない」

となります。


同様の見方で、台湾の接種効果は
「アメリカの約14,000倍」(超優等生)
ということです。


この数字からは

「日本以外の大量参加国の多くは、日本よりもワクチン効果の低い国で、日本が危ないのではなくそれらの国の選手から持ち込まれる可能性が高い」

という状況が見えました。
(仮に東京で新規1000人/日としても、他国より全然低いんです)


もちろん、「だから日本の接種率が低くてもよい」というわけではないですが。


そうそう、そもそも「コロナ陽性者」と「感染者」がごっちゃになって報道されているのも、問題ですけどねぇ(~ヘ~;)ウーン


そんなこんなで、あと2か月後がどうなるのか、いろんな意味で興味深い日々です。

 

ではまた~(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

 

2021年5月14日 (金)

第501号 「プラントベースミートのすすめ」

<今回の執筆者:天月珠美>
  プロフィール:http://www.stageup.co.jp/lps/mail_magazine.html#amatuki_tamami

 

 

こんにちは、天月珠美です(^^)


歳を取ると「肉料理より魚料理がいい」という人が増えるみたいですが、僕の場合、まったくそうならず、完全に「肉料理派」です。


ですので、前からある「豆腐ハンバーグ」みたいな「肉もどき料理」には、まったく興味がありませんでした。


しかし、最近、地球の将来をいろいろと勉強していくなかで、
「肉の消費拡大による、食料問題、水問題、環境問題、経済問題の悪化」
ということがわかってきました。


例えば、いま、地球上では6億9千万人が飢餓状態にあります。
(unicef 2020年7月発表 )
統計のベースとなる2019年の総人口が約76臆7千万人ですから、全人類の8.9%に当たります。


長期的に見れば飢餓人口は減少傾向にありましたが、2014年から増加に転じました。


ある調査によると、カロリーベースで計算した場合、全世界の「穀物」の生産量は、全人口の必要カロリーを十分に賄える量だそうです。
http://lib.ruralnet.or.jp/nisio/?p=2979


ではなぜ飢餓が起きるのでしょう。大きな要因は次の通りです。

・フードロス(食べられる食料の廃棄)
・カロリー/プロテインロス(穀物が家畜飼育に用いられそもそものカロリーや蛋白質が減少する)
・サプライチェーン(生産国と消費国の流通システムや経済事情の違い)
・所得格差(食べ物を買えるかどうか)


どれも大問題で、そう簡単に変えることはできないのが残念で、特にフードロスやカロリーロスは、個人個人の意識でかなり改善できるはずなのに、あまり進んでいない気がします。
(例えば、SDG'Sのバッチを付けてる人が、平気で料理を残すとか・・・)


さて、肉料理の話に少し戻しましょう。

食肉というのは、牛ちゃんにしろ豚ちゃんにしろ鳥ちゃんにしろ、基本的には植物を食べて成長したのちに出来上がるものです。


(論文ではないのでザクっとした説明にとどめますが)特に牛ちゃんは、食用に適するサイズになるまでには膨大な穀物が必要となります。
それは、「穀物カロリーの無駄遣い」ともいえるわけです。


これも参考としてご紹介しますが、「飼料の畜産物への変換効率」の研究の一つの結果として、次のような数字があります。


【熱量変換効率】:鶏肉12%,豚肉10%,牛肉3%
【蛋白質変換効率】:鶏肉40%,豚肉10%,牛肉5%
(ちなみに、牛肉1Kgの生産には飼料穀物が11~12Kgが必要と言われています)
https://www.maff.go.jp/chushi/jikyu/pdf/shoku_part1.pdf p4


その牛肉の消費量が増えているということは、それに伴って穀物や飼料の生産量も高まっている(そして穀物のカロリーロスが進展している)ということになります。


カロリーだけの問題ではありません。

穀物や飼料となる植物を育てるためには、農地と水が必要になります。
つまり、
・農地化するための森林伐採の進展(気候安定化資源の減少)
・地下水の汲み上げ量の増加(地下水の枯渇)
が進むわけです。


これにより、気候変動や水不足が発生、悪化の一途をたどっていることは容易に想像できると思います。


非常に端的にまとめると、
「地球は、これ以上食肉生産を増やせない状態」
なのです。


そこで注目されるのが「代替肉」です。

代替肉には、大きく次の二つがあります。
・培養肉(家畜から採取した細胞を人工的に培養した肉)
・植物由来肉(植物を使って肉っぽく加工したもの)


培養肉は、生物学上の技術開発が必要のため難易度の高い課題が多くあり、まだ開発途上です。


これに対し、植物由来肉(プラントベースミート)は、ある意味で調理技術(加水加熱/配分/味付け/成型等)の延長なので、味や食感を再現できればよく、ここ数年、一般市場にも出回っています(消費者が普通に買えます)。

プラントベースミートは、いわゆる肉の形はしていないので、ステーキ用などには不向きですが、ハンバーグやミートボールなど、肉の形を必要としない料理には十分使えます。


先日、試しにバーガーキングで、プラントベースミートを使ったハンバーガーを食べてみました。


「言われなければ代替肉とはわからない(普通に旨い)」
というのが個人的な感想です。


プラントベースミート製造の主要企業の一つである、BeyodMeat社によると、植物性ハンバーガーは、牛肉のハンバーガーに比べて・・・
・水の使用量が99%少ない
・土地の使用は93%少ない
・エネルギーの使用量は46%少ない
・温室効果ガスは90%少ない
(牛のゲップはメタンガス=温室効果ガス)
とのことです。


<参考サイト>
https://plant-origin.org/chikuykankyo-3riyu/
https://ecohungry.com/beyond-burger-vs-beef-burger/
https://www.beyondmeat.com/whats-new/go-beyond-this-earth-day/
http://css.umich.edu/sites/default/files/publication/CSS18-10.pdf


プラントベースミートは、日本では健康面が大きくアピールされている傾向がありますが、
僕はそれよりも

「自然環境や経済格差の改善」

という面をもっと知ってもらうことが必要で、それこそがサスティナブル社会につながるのではないかと思います。


もちろん、プラントベースミートにも環境面や経済面での課題はありますが、
食肉の増産や低価格化を進めるよりも未来につながる話だと考えます。


みなさんも、ぜひ一度、プラントベースミートを試してみてください(^^)

 

ではまた~(* ̄▽ ̄)ノ~~♪

 

2021年4月23日 (金)

第500号 「音楽は良いですね!」

<今回の執筆者:お月見>
  プロフィール: http://www.stageup.co.jp/lps/mail_magazine.html#otukimi

 

 

こんにちは。お元気でお過ごしでしょうか?お月見です。


天月先生の、メルマガ「涙がちょちょぎれる音楽番組」を読んで、私も言いたい!(^○^)って思いました。

私の場合は、イギリスのバンド、クイーン、です。

映画「ボヘミアンラプソディ」をDVDで見て、もっと曲を聴きたい!って、CDを買って、毎晩、ヘッドフォンでガンガン聞いています。

クイーンがデビューした頃、私は、中学生くらい。名前も曲も聞いたことはありましたが、夢中になることなく、50年近く過ぎて、今、ハマった。


好き!って、だけで良いじゃないと思いつつ、やっぱりなぜだろうと分析?してしまったのですが、とにかく、声、ギター、ドラム、ハーモニー、が、身体中に響き渡る。聞けば聴くほど、新たな発見がある。


訳詞も読みました。「生き続けろ!自分自身で!」「俺たちはチャンピオンだ、最後まで戦い抜く。負け犬に構っている時間は無い」「誰か、私に、愛する人を見つけて」など、そうだ!って、思いました。


それからメンバーのインタビュー記事(何十年も前の)を読んだら、「日本のファンには、keep yourself alive って伝えるよ」「僕たちの曲を聞いた人は、これは、自分の歌だ、って感じるんだ」など。

やっぱり!って、泣けました。


この50年、これで良いのだろうか?と迷いながらも、精一杯生きてきた。
だから、今、クイーンと出逢ったんだな。

それと、時代、もあるかな。活気のあった昭和を生きてきて、今は閉塞感いっぱい。コロナもあって、ますます、じっとしている中で聞いた、知性のある爆発的音楽が染み渡っていったのかも。


ボーカルのフレディ・マーキュリーの、映画の中のセリフ、「(舞台の自分に、何万人が注目していると思うと)キーは絶対、外せない。」

その言葉に、強烈なパフォーマンスも、確固とした、軸があってこそ、なんだなと、1番印象に残りました。

 

大好きな音楽がある。
とても幸せなこと、ですね。

 

2021年4月 9日 (金)

第499号 「生物が進化する意外なきっかけ」

<今回の執筆者:天月珠美>
  プロフィール: http://www.stageup.co.jp/lps/mail_magazine.html#amatuki_tamami

 

 

こんにちは、天月珠美です(^^)


「ダーウィンの進化論」については、どこかで聞いたことがあると思います。

簡単に言うと、「適者生存の法則」ですね。

何らかのきっかけによって遺伝子(DNA)が変質し、
それによって生じた形態(カラダの形や機能など)が、
生存に有利だったので、その遺伝子が受け継がれていった。

ということで、これを「進化」というわけです。
(正確には、「単なる偶然の膨大な積み重ね」ですが)


さて、この遺伝子の変質のきっかけについては、

・紫外線や放射線などによる変質
・傷や病気による変質

などがよく知られていますが、実は、そのほかにもあります。


例えば、
「哺乳類の『胎盤』は、ウィルスによってDNAのある機能が阻害された結果、変質した器官」
というのがあります。
(* ̄ρ ̄)“ヘェ~…

もちろん、これも偶然の産物ですが、興味深いのは
「生きている間に変化する」
ということです。

もしかすると、今のコロナで、すでに新しい人類が誕生しているのかもしれません。

仮にそれが、生存に適した変化(例えば、生殖機能が強くなった、細胞分裂のリミット数が増えた、免疫機能が強くなった、記憶力が高くなった など)であれば、そのDNAを持った新人類がこれからどんどん増えていくわけです。

また、
「『目』は、海中植物の光を感知するDNAがクラゲに取り込まれた結果、生まれた器官」
という事実もあります。

これなんか、かなりビックリで、もしかすると、
「フグ料理が好きな人は、毒を作ることができるようになっているかも? 」
みたいなことです。


なんだか、怖いような、ワクワクするような・・・
(; ̄ー ̄川 アセアセ

 

ではまた~(* ̄▽ ̄)ノ~~♪

 

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